コールド・プロセス製法(冷製法)
- 古来から行われている石鹸を作る製法です。
- 石鹸の原料を混ぜ合わせると低温の熱が自然に発生します。
- この低温の熱で鹸化します。
- 1ヶ月から数カ月に渡り、熱を冷ましながら石鹸を作っていきます。
- 低温で鹸化する為に、熱に弱い成分にも影響が出ません。
- 特に天然の保湿剤のグリセリンがそのまま保湿の効力を残します。
- また、美容成分も低温なら変化しない為に、多くの美容成分を配合することが出来ます。
- マイルドな使いごこちの石鹸が出来上がります。
- 完成までに数か月要します。
- また、製造工程で品質管理を常に行う必要があるので、大量生産には向きません。
- 石鹸を使った後の、しっとり感は、他の製造手法のものとは全く異なります。
その他の石鹸の製造方法
ホット・プロセス製法(釜焚き製法)
- 混ぜ合わせた石鹸生地を窯の中で加熱して鹸化します。
- 鹸化にかかる時間は、数時間~数日です。
- 高温で数時間~数日に渡って熱を与え続けるので熱に弱い成分に影響が出ます。
中和法
- 通常、量産されている石鹸に使われている製造手法です。
- 油脂をあらかじめ脂肪酸とグリセリンに分けて脂肪酸だけを使って3-4時間で製造します。大量生産には一番向いています。
- グリセリンが含まれないので、強い浄力がありますが、お肌に潤いを与えることが出来ません。
- お肌のバリアを傷つける可能性もあります。
- グリセリンや保湿成分を石鹸を作ってから、添加している製品も中にはあります。